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Black History Month

2010.02.08 アメリカ生活
2010年になってから仕事が忙しくてなかなかブログの更新ができずにいたら、もう2月ですね。2月と言えばアメリカではアフリカン・アメリカン史月間なので、メディアも2月になると番組などでアフリカン・アメリカンについて取り上げます。

そもそも学校で習うアメリカ史ではアフリカン・アメリカンが奴隷船に詰め込まれてアメリカへ無理矢理連れて来られたということや、アメリカで暮らすヨーロッパ系の移民が奴隷として連れて来られたアフリカンに強制労働を強いたり、彼らを奴隷として売買することで巨額の財を気付き上げた、という経緯や奴隷解放が行われた後も根強くアフリカン・アメリカンに対する差別が長年にわたって続いた(そして現在でも続いている)ことには触れないので、Black History Month がなかったら、アフリカン・アメリカンの歴史は一般にはほとんど知られないまま終ってしまうでしょう。



       


私がアフリカン・アメリカンの歴史を振り返るたびに必ず頭に思い浮かぶのが、ここに掲載した写真。数年前にメリーランド州、ボルチモアにある The Reginald F. Lewis Museum でこの写真を見た時にとても衝撃を受けて、その場で泣きそうになったのを覚えています。当時のアメリカで奴隷として生きるということは、作業の途中でちょっとでも手を止めたり足を止めたりしようものなら容赦なく鞭で打たれ、仮に誰かと恋に落ちてその相手との間に子供が出来ても、その子供は奴隷主によってあっさり他の奴隷主に売られてしまい、奴隷主の機嫌をそこねようものなら残虐な扱いを受けた後に殺されてしまうということだった・・・というのをこの博物館に展示品の数々から簡単に理解することが出来ました。

その後も Urban Sociology や Urban Politics、そして African American Study を通してアフリカン・アメリカンが他の人種より劣っているように見られる根源を考えるようになってからは、「オバマ氏が大統領になったアメリカでは人種差別は過去のものだ」とか「アフリカン・アメリカンにはやる気がない人が多いからいつまでたっても貧困が続いているだけだ」などという見解はアフリカン・アメリカンの歴史やアメリカの社会構成をあまり知らないことから発生するものだと思うようになりました。


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